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従わない奴隷
第12章 ユウリと今野
「んっ!」
ユウリは
急いで
カウンターの上の
ナフキンを手に取った
けど
俺は
それよりも
早く
ユウリの
オイルで濡れた
下唇を
左手の親指で
拭った
「あ~あ~
ダメじゃないか
ユウリ
もっと
うまく食わなきゃ」
目を丸くしたユウリは
無言で
一瞬固まった
でも
そのあとすぐに
手にしたナフキンで
もう一度
唇を拭って
唇を
隠したまま
顔を
赤くした
親指の
オイルを
舐めたいと思った
ほんとは
指じゃなく
下唇を
舐めとりたいと思った
どっちも
できなかったけど
恋人役を
やっているからか
いつもなら
ブレーキのかかってる
行動に
すこし
ブレーキのかかりが
悪くなってるみたいだ
兄の域を
超えそうで
越えたいのに
それは
なんだか怖くて
俺は
ユウリから
目をはなした
「は、はずかしいから・・」
「え?
はずかしいのか?」
「はずかしいです・・」
「恋人なのに?」
「えっ?」
「まだ
契約解除
されてねぇから」
「かい・・じょ・・」
「ユウリ」
「はい」
「部屋に送るまで
解除・・・
すんなよな」
「・・・・
迷惑じゃなければ・・・」
ユウリは
急いで
カウンターの上の
ナフキンを手に取った
けど
俺は
それよりも
早く
ユウリの
オイルで濡れた
下唇を
左手の親指で
拭った
「あ~あ~
ダメじゃないか
ユウリ
もっと
うまく食わなきゃ」
目を丸くしたユウリは
無言で
一瞬固まった
でも
そのあとすぐに
手にしたナフキンで
もう一度
唇を拭って
唇を
隠したまま
顔を
赤くした
親指の
オイルを
舐めたいと思った
ほんとは
指じゃなく
下唇を
舐めとりたいと思った
どっちも
できなかったけど
恋人役を
やっているからか
いつもなら
ブレーキのかかってる
行動に
すこし
ブレーキのかかりが
悪くなってるみたいだ
兄の域を
超えそうで
越えたいのに
それは
なんだか怖くて
俺は
ユウリから
目をはなした
「は、はずかしいから・・」
「え?
はずかしいのか?」
「はずかしいです・・」
「恋人なのに?」
「えっ?」
「まだ
契約解除
されてねぇから」
「かい・・じょ・・」
「ユウリ」
「はい」
「部屋に送るまで
解除・・・
すんなよな」
「・・・・
迷惑じゃなければ・・・」