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従わない奴隷
第13章 俺の心とユウリの心
「もう・・・平気か?」
「・・・・」
ユウリは
腕の中で
小さく
うなずいた
「じゃあ・・帰るな?」
そう言って
俺は
腕を緩めた
自然に
ユウリのカラダが
俺から離れ
泣いてしまった顔を
見せるのが
恥ずかしいのか
ユウリは
うつむいたまま
小さな声で
「はい」
って返事をした
「また・・・来るから」
そう言って
ユウリの顔を覗き込むと
恥ずかしそうに
はにかんで
ユウリは
顔を半分くらい
両手で隠した
抱きしめただけで
首まで赤くする
そんなユウリに
キス
したかったけど
そんな勇気もなくて
それに
両手で
唇は
隠れてて
俺は
仕方なく
ドアを開けた
「じゃあな」
「・・・はい」