この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
従わない奴隷
第13章 俺の心とユウリの心
車に乗って
俺は
すぐに電話をかけた
起きててくれ
頼む
rrrr rrrr rrrr
「もしもし・・
なぁに?こんな時間に」
「旦那いるか?」
「え?いないけど?」
「今からすぐ行く」
「え?ちょ、ちょっと
今からって」
ツーツーツー・・
「ちょっと、ライキっ」
こんなこと
誰にも言えねぇ
姉貴になんて
絶対言えねぇ
俺の過去を
少しでも知ってる奴じゃねぇと
話せねぇ
抱えきれない
色んな思いを
吐き出したかった
こんなこと
話せるのは
あいつしか
思いつかなかった