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従わない奴隷
第14章 ユウリの恋人役
ユウリは
ここで
寝てんだな・・
昨日
いや
今朝、ここで
俺とメールをしながら
寝落ちしたんだ
どんな顔して
寝てたのかな・・
「あぁ・・・
気持ちいいな・・
眠くなかったのに
なんだか
眠くなってきた」
「よかった
疲れが溜まると
病気になっちゃいますから
ライキさん
眠ってください
私、起しますから」
「ごめんな
ほんとに
寝ちゃいそうだ」
「いいんです
眠ってても」
いいんです
眠ってても
居てくれるだけで
そうなんだろ?
ユウリ
「手・・」
「え?」
俺は
もう重くてたまらない
瞼を閉じて
ベット脇に
クッションを抱いて
座っている
ユウリに
手を開いて見せた
「手ぐらい
握らせろよ
恋人だろ?」
返事は
なかった
俺の手は
開いたまま
あぁ、そうだ
仕事の話を
するはずだったのに・・
どのくらい
時間がたっただろう
早くしてくれ
ユウリ
眠っちまう・・・
そう思った時
微かに
俺の手の平に
そっと何かが触れた
その
触れたなにかを
目を閉じたまま
指で確かめる
ユウリの
小さな小さな
手だ
その
小さな手を
ゆっくりと
握りしめ
心の中で
つぶやいた
好きだよ・・ユウリ
ここで
寝てんだな・・
昨日
いや
今朝、ここで
俺とメールをしながら
寝落ちしたんだ
どんな顔して
寝てたのかな・・
「あぁ・・・
気持ちいいな・・
眠くなかったのに
なんだか
眠くなってきた」
「よかった
疲れが溜まると
病気になっちゃいますから
ライキさん
眠ってください
私、起しますから」
「ごめんな
ほんとに
寝ちゃいそうだ」
「いいんです
眠ってても」
いいんです
眠ってても
居てくれるだけで
そうなんだろ?
ユウリ
「手・・」
「え?」
俺は
もう重くてたまらない
瞼を閉じて
ベット脇に
クッションを抱いて
座っている
ユウリに
手を開いて見せた
「手ぐらい
握らせろよ
恋人だろ?」
返事は
なかった
俺の手は
開いたまま
あぁ、そうだ
仕事の話を
するはずだったのに・・
どのくらい
時間がたっただろう
早くしてくれ
ユウリ
眠っちまう・・・
そう思った時
微かに
俺の手の平に
そっと何かが触れた
その
触れたなにかを
目を閉じたまま
指で確かめる
ユウリの
小さな小さな
手だ
その
小さな手を
ゆっくりと
握りしめ
心の中で
つぶやいた
好きだよ・・ユウリ