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従わない奴隷
第14章 ユウリの恋人役
俺と
お前の距離が
もどかしい
その手を
引きよせて
ユウリを自分に引きよせたい
いや
単純に
俺が
ユウリに近づけばいい
でも
そんなに
近づくのが
怖い気もした
「少し・・・」
「少し?」
「あぁ、少し
寒くなったきたから」
そう言って
俺は
握っていた手を放して
ユウリの頬に
そっと触れた
「化粧して・・・」
「・・・はい」
「あったかくて
お前に似合う
服でも
買いに行くか?」
「・・・・・はい」
なぁ
ユウリ
今
どきどき
してるだろ?
でもな
俺も
どきどき
してんだ
ガラじゃねぇけど