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従わない奴隷
第15章 俺と仕事
声になってない声で

「え~~~・・」って言って

ユウリは
目を丸くした





それは

ユウリに
褒めてもらった
指輪だった


ユウリが
自分には
自信がなくて

俺のことを
ステキだと言った時


アクセサリーが
ステキだと
褒めてくれた
あの時


俺が付けていた


俺が作った
指輪だった





「俺な・・

彫金習ってんだよ


できれば
自分で

店、持ちたいとか・・・


思ってさ


なんか
恥ずかしいんだけどさ。




前にな

人に雇われて
結構、キツい仕事
やってたんだ

高校卒業してから
しばらく。


ほんとは
高校卒業してから
そーゆー専門の学校
行くつもりだったんだけど

ちょっと


行けなくなっちまって


そんで
働いてたんだ。


まぁ・・
その仕事は
辞めちまったんだけど


ずっとやりたかった
彫金を
やっぱやりたくなって


できれば
雇われる仕事じゃなくて
自分に技術を
持ってたいとか


思ってさ。



今は
彫金教えてもらえる
アクセサリーのショップで
働いてんだ


けど
半分生徒で
半分従業員だから
あんま、金には
なんねぇ


だから
夜、バイトしたり・・





奴隷・・・やってた




親には

高校卒業して
いろいろと
金出してもらって
迷惑かけたからさ


店出す資金とか
そーゆーの

貯めたかったし」












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