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従わない奴隷
第16章 ライキさん、ごめんなさい
Side ユウリ



ドンドンドン




突然

玄関を叩く音が
部屋に響いた



誰?・・


こんな・・朝早く・・






ほとんど
眠れないまま
朝を迎えていた


着替えもしないまま
泣いて


泣いて


その
ひどい顔を

シャワーで流した
ところだった






仕事に

行く気力は無くて




休むつもりだった







こんな
腫れた目で

行きたくはなかったし・・・。




(苦笑)

目が腫れてても

会社の人は
私のことなんて

誰も
気にしていないけど




どうせ

誰も
私のことなんて


見ていないけど






もう



ライキさんも







わたしを

見てはくれないけど









ドンドンドンドン



あ・・また・・・









私は

髪も濡れたまま

恐る恐る



ドアに近づき



静かに

小さな

のぞき穴を覗いた








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