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第16章 ライキさん、ごめんなさい

「ユウリ、いるのか？

俺・・・ライキ・・」






え・・・

うそ・・



ライキさん？




どうして・・・






「俺だよ、開けろよ、ユウリ」





ど、どうしよう・・・


あたし
メールの返信
してないし

こんな恰好…


どうしよう





ドンドンドンドン！


ドンドンドンドン！！！




ドアを叩く音が
激しくなり

私は
思わず



声を出していた





「ラ、ライキさん・・」








「いたのか・・・



・・心配したよ、ユウリ




ココに居てくれて

よかった・・・」








ライキさん・・・




ドアを叩く音に反して

ライキさんの声は



とても

弱々しい声だった






どうして・・


どうしてそんな

優しいこと言うの・・






また




わたし…



泣いちゃう