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従わない奴隷
第19章 俺の部屋
しばらくして
料理が運ばれて

俺達は
それぞれの料理を
食べ始めた。




ユウリは
ちょっと
恥ずかしそうに

少しずつ
オムライスを
食べていた。




薄い色で塗られた
マニキュアが

かわいかった。




「ユウリも

ちょっと食べるか?
ナポリタン
めっちゃ上手いぞ?」





「あ、はいっ

食べてみたいです」





そう言って
ユウリは
オムライスの皿を持ち

俺の
ナポリタンと
皿ごと交換しようとした





「はい、ユウリ」




けど
俺はそんなことしねーで

ナポリタンを
フォークに巻き付け

ユウリの口元に
差し出した




「え・・・あ・・」




「あ~~ん」




「自分で・・」




「あ~~ん」



クスッ


俺は
頬杖をついて
ちょっと
ユウリに顔を近づけ

更に
フォークを
くちびるに
近づけた



この

ナポリタンのソースで
ユウリの唇を

ぐちゃぐちゃに
したい・・・


そして
そのソースを
舐めまわしたい


そんな妄想を
膨らませながら。




「あ」



そう言って
俺が
口を開けると



ユウリも


小さく口を開けた




「もっと開けないと
ソースついちまう」



少し
周囲を見回して

ユウリが
首を
赤くしながら


更に
口をあけた。



絶対に
唇を汚してしまうほど
フォークには
パスタが
巻かれていて


そのパスタを
ユウリの
ひらいた唇に運ぶと


案の定
パスタは
口の中には
入らず



ユウリの
唇だけを


汚した







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