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第20章 小さなベッド

玄関に向かう
ユウリを制して
俺が玄関に向かう


「うぃ〜すっ！」


もちろんカーテンは
しめてある


ピザを手に
ユウリの元に戻ると


「どうして私が
出ちゃだめなんですか？」


と、ユウリが聞いてきた


「この部屋は
オトコがいるんだなぁ〜

女の子の
独り暮らしじゃ
ねぇんだな〜って
思わせとかなきゃ
ダメなんだって」



「そんな

私…大丈夫ですよ？」



「ユウリみたいな
なんも言えなさそーな
女の子が危ないんだって」



「そう…かなぁ…」



「やなんだよ

俺が。

ユウリが危険な目にあうのも
悲しむのも
怖い思いすんのも
やなんだよっ

わかったか？」



「…はい」




「ビール」




「あ、はいっ！」