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中編小説
第1章 天使捕縛(竹中半兵衛×石田三成)
半兵衛の舌が三成の喉筋をなぞり濡らしていく。
「あうっ!くすぐったいです!」

自分より小柄で華奢な半兵衛を退かす事も出来ない、逆らえないのではなく絡め取られてるのだ。
紫に濡れた瞳、薄桃色の紅を差した唇、長い睫、これほどに美しい相手に自分の恥態を晒されては無垢な三成には逆らう事も出来ない。

だが若い身体は快楽の熱を解放したくてずきずき痛みに近い快楽だった。
「秀吉。」
「は、半兵衛様…。」

絶望に見開かれた薄緑の三成の瞳。

「そうだ今度秀吉に君の恥ずかしい姿見てもらおうよ、君の白い肌を縄で縛って…僕と秀吉で君のおちんちんを扱いてあげるよ。」

背中に冷たい汗が流れる、半兵衛はゆっくりと熱を高めるごとく絡めた三成の陰茎を激しく扱いた。

「あああーっ!」

今度は焦らさず一気に高みへと追い上げる。

二度目の射精はあっさり訪れ、僅かな量の白い精がどくどくと吐き出され絶頂に身体を震わせぐったりと半兵衛の身体に倒れ込んだ。

「三成…、君は本当に秀吉と僕が好きなんだね、僕もそんな純粋な君が好きだよ。」

優しく包むように半兵衛は彼の身体を抱き締めると達した三成は力なく半兵衛に抱きついた。

「半兵衛…様…半兵衛…様…。」
「秀吉秀吉と言ってたら妬くだろ、たまには僕の名前を呼んで。」

三成の耳に半兵衛の舌が這う。

「ああ…っ!」

脳髄まで犯されるような、熱く濡れた半兵衛の舌が容赦なく三成の耳を舐め犯す。

「まだまだ絞り取ってあげるよ三成。」


「あああっ!半兵衛ぁっ!」

ねっとり絡みつくような触手を思わせる指がさわさわと巧みに三成の陰茎に絡みついた。

しなやかな絹のようになめらかな彼の指が亀頭と尿道をくすぐるように撫で、玉を巧みにくすぐられあっさり若い身体が火が灯る。

「どうやら君は精液が少ないみたいだから三回目の射精は苦痛でしかないだろうね。」

欲という俗世のものすべてを持たない三成にとって欲望の先に排出する精も少ない。

「半兵衛様…もう…もう…。」

震える身体。

逆らえない。

「可愛い、本当に君は可愛いよ三成。」


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