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真実アイロニー【完結】
第2章 運命だとしても
始業式が始まり、校長の挨拶などへと続く。
それから、赴任して来た教師の紹介。
俺の他に赴任して来た中年の先生と二人で、壇上へと向かう。
先に中年の先生、中島先生が挨拶をする。
それから俺の番になり、マイクを手にして挨拶をした。
「えー、今年赴任して来た早乙女永久です。
よろしくお願いします」
俺が頭を下げると、ぱちぱちと拍手が鳴り響く。
これから、俺のここでの教師生活が始まるんだ。
期待に胸を膨らませながら、式を終えた俺達は職員室に戻って先生方と軽く会話をする。
すぐに教頭先生に連れられて自分の受け持つクラスへと向かった。
クラスは2-E。
緊張しながら、中へと足を踏み入れる。