この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
真実アイロニー【完結】
第5章 薄く色付いて行く。

「偉いな」

「ふふ」


素直にそう声をかけると、嬉しそうに小島さんは笑った。
チークの乗ったピンクの頬が上がり、口元が放物線を描く。



「今日やった授業で解からないとこあるんで、教えて下さい」

「もちろんだよ、今日はちょっと予定あるから明日でいいかな?」

「はいっ」


ニコニコする小島さんと約束を取り付けると、俺は彼女と別れて美術室に向かう。

結構、待たせてしまった。
もしかしたら帰ってるかも。


そんな事を思いながら、歩く足を速める。
美術室の扉をガラっと開けて、彼女の存在の有無をまず確認した。


…………いた。



「ごめんね、待たせちゃって」



そう声をかけると、俺は早々に椅子を準備する。
やっぱり小早川さんは外を見ていた。


だけど、いつもと違うのはその手に携帯が握られているとこだ。
珍しいな、なんて思った。


そんな彼女はこちらに振り向く事なく、俺に話しかける。
/224ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ