この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
真実アイロニー【完結】
第5章 薄く色付いて行く。


そして、今月末。
俺と小早川さんは真面目に残った甲斐もあって、提出する絵を完成していた。


久嶋先生は授業では相変わらず描かないと、愚痴を溢していたけどどうにか俺がフォローしておいた。
その理由はちゃんとわかってるから。


美術室にいた俺と小早川さん。
完成した絵をまじまじと見つめた後、一度背伸びをする。


俺も久々に絵画完成させたよ。
芸術センスってのが俺にはないから、専ら専攻は理数系。



「お疲れ様、小早川さん」

「いえ」

「よく一ヶ月近く頑張ったよね。予定とかなかった?
毎日の様に残しちゃってたけど」

「家に帰っても一人なんで、私は別に」

「一人?」

「はい、一人です。正確には伯母がいますけど」

「そうなんだ。少しでも楽しめたかな」



肯定の言葉なんて返って来るとは思ってなかったけど。
一人だってのは知らなかった。


仕事で帰宅が遅いのかな。
それにしても、両親はいないのか。


緊急連絡先も確かに名字が違っていた。
不思議に思ってたけど、そうか、それでだったんだ。
/224ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ