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君へ贈る愛の唄
第12章 守るべきもの

『俺今、会社の上司に連れられてキャバクラに来てんだけどさ、とてもよく似た人がいるんだ。
というより間違いない、あれは絶対拓也のお母さんだよ…っ』

「キャバクラ?母さんがなんでそんな所にいるんだ」


『だから、どういうことか自分の目で確かめろって』

「っ、わかった!」

母さんに

会いたい。

会いたい。

ーーーー

オレは急いで、ネオン溢れる繁華街に駆けつけ

「はぁ…はぁ…っ」

ついに良太から教えられた、そのキャバクラ店の前に立った。
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