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永遠に続く恋を……
第22章 永遠に続く恋を






「ん………」


目覚めると、結城くんの腕の中にいた。



夢じゃない ──。


昨日のことを思い出して、頬が熱くなる。



結城くんが「うーん」と小さく唸って、私を抱き寄せた。

彼の胸に耳をあてて、彼の鼓動を聞く。



夢じゃないんだ ──。



「………おはよ」

目覚めた彼。

「おはよう」



「………夢じゃなかった」

「え?」


「起きたら……美羽さんが俺の腕の中にいた」

結城くんが優しく笑う。


「身体……大丈夫?」

「………大丈夫……です///」

「なんで敬語?」

ぷっと笑って、

「美羽さんイッた後、意識失っちゃうんだもんな」


今度は意地悪な顔。


「………だって………」

「だって?」


「…………気持ち良すぎたんだもん」



てっきり笑われるものだと思ったのに、沈黙が流れて………



「………そういう可愛いこと言われると、今すぐシたくなる」



結城くんの指が背骨をすーっとなぞるから、ゾクッとして慌てて身を捩る。



「ダメだよ。離れないで」

それは阻止されてしまって。


結城くんの腕の中の温かさに、身をゆだねる。


「………こうしてるだけで気持ちいい。また寝ちゃいそう」

「俺も。もう少しだけ眠ろうか」



「結城くん……これからたくさんの時間を一緒に重ねていこうね」

「うん。これからはずっと側にいる………大事にするよ。美羽さんのこと」



優しく頭を撫でられ、私はまた心地よい微睡みの中へ落ちていった。




fin...
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