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永遠に続く恋を……
第3章 堕ちていく
「結城 恒……美羽先輩、彼のことどう思います?」
「どうって?」
私と茉希ちゃんは席を立ち、社員食堂へと向かった。
歩きながら、話を続ける。
「彼って美羽先輩のこと好きなんじゃないかな~って思うんですけど」
「まさか」
私は笑って受け流す。
「だって、仕事頼むのはいつも美羽先輩だし……私同期なんですけど、彼のこと狙ってる子結構いるんですよ」
── 彼、結城 恒くんは入社当時から女子社員の間でも注目されていた。
端正な顔立ちと、人懐っこい笑顔。
仕事も与えられた以上の結果を出して、上司からのウケもいい。
「茉希ちゃんも?」
「私は年上の落ち着いた人がいいので、興味ないです。まぁ整った顔してるし、モテるだろうなぁとは思いますけど。やっぱり高遠さんみたいな人がいいなぁ。高遠さんみたいな人が家に毎日帰って来るなんて、いいなぁ……奥さん」
「…………」
「どうって?」
私と茉希ちゃんは席を立ち、社員食堂へと向かった。
歩きながら、話を続ける。
「彼って美羽先輩のこと好きなんじゃないかな~って思うんですけど」
「まさか」
私は笑って受け流す。
「だって、仕事頼むのはいつも美羽先輩だし……私同期なんですけど、彼のこと狙ってる子結構いるんですよ」
── 彼、結城 恒くんは入社当時から女子社員の間でも注目されていた。
端正な顔立ちと、人懐っこい笑顔。
仕事も与えられた以上の結果を出して、上司からのウケもいい。
「茉希ちゃんも?」
「私は年上の落ち着いた人がいいので、興味ないです。まぁ整った顔してるし、モテるだろうなぁとは思いますけど。やっぱり高遠さんみたいな人がいいなぁ。高遠さんみたいな人が家に毎日帰って来るなんて、いいなぁ……奥さん」
「…………」