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永遠に続く恋を……
第4章 愛しくて、苦しくて……
それから、約束の連休まで仕事以外で彼とは会えなかった。
彼は仕事が忙しくて……私もそれが分かっていたし、付き合い始めて、一度だって私から ”会いたい” と言ったことはなかった。
あの約束があるから、寂しいなんて思わなかった。
そして……連休初日。
私は博多行きの新幹線に乗り込んだ。
会える……もう少しで彼に会える。
私は高鳴る胸を落ち着かせようと深呼吸をした ──。
「美羽!」
改札を出て、すぐ彼は私を見つけてくれた。
「来ちゃいました」
「うん」
彼が私の荷物をさり気なく奪う。
「高遠さんの荷物は?」
「今から車で移動するから。レンタカー借りた」
駅の近くの駐車場まで歩き、車に乗り込む。
彼は仕事が忙しくて……私もそれが分かっていたし、付き合い始めて、一度だって私から ”会いたい” と言ったことはなかった。
あの約束があるから、寂しいなんて思わなかった。
そして……連休初日。
私は博多行きの新幹線に乗り込んだ。
会える……もう少しで彼に会える。
私は高鳴る胸を落ち着かせようと深呼吸をした ──。
「美羽!」
改札を出て、すぐ彼は私を見つけてくれた。
「来ちゃいました」
「うん」
彼が私の荷物をさり気なく奪う。
「高遠さんの荷物は?」
「今から車で移動するから。レンタカー借りた」
駅の近くの駐車場まで歩き、車に乗り込む。