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永遠に続く恋を……
第4章 愛しくて、苦しくて……
「どこに行くんですか?」
シートベルトをしめながら私は運転席に座る彼に聞いた。
「大分県の湯布院ってところ。有名な温泉地だけど知ってる?」
「はい。え……でも連休なのに宿よく取れましたね」
「うん。とりあえず出発しようか」
私たちの……最初で最後かもしれない旅行が始まった ──。
「博多での出張が決まって、美羽と旅行出来ないかと思ってさ。ちょっと遠いけど、湯布院は一度行ってみたかったんだ。雰囲気のいい宿見つけたんだけど、連休だし予約でいっぱいで、キャンセルが出たら連絡貰うようにしてたんだ。そしたら……」
「キャンセルが出たんですか?」
「うん」
高遠さんはにっこり笑った。
「じゃあキャンセルした人に感謝しないと。その人のおかげで旅行出来るんだから」
私も笑みを返す。
シートベルトをしめながら私は運転席に座る彼に聞いた。
「大分県の湯布院ってところ。有名な温泉地だけど知ってる?」
「はい。え……でも連休なのに宿よく取れましたね」
「うん。とりあえず出発しようか」
私たちの……最初で最後かもしれない旅行が始まった ──。
「博多での出張が決まって、美羽と旅行出来ないかと思ってさ。ちょっと遠いけど、湯布院は一度行ってみたかったんだ。雰囲気のいい宿見つけたんだけど、連休だし予約でいっぱいで、キャンセルが出たら連絡貰うようにしてたんだ。そしたら……」
「キャンセルが出たんですか?」
「うん」
高遠さんはにっこり笑った。
「じゃあキャンセルした人に感謝しないと。その人のおかげで旅行出来るんだから」
私も笑みを返す。