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永遠に続く恋を……
第4章 愛しくて、苦しくて……
………私、ちゃんと笑えてたかな。
彼が結婚していることを承知で付き合い始めた。
彼と離れるのがこんなにも辛くて寂しいなんて……。
ふたりで朝を迎えて、お日様の下を手を繋いで歩いたじゃない。充分でしょ?
それなのに、もっと一緒にいたいって………どんどん欲張りになっていく。
いつか ──
この気持ちは心の中だけに留めることが出来なくなってしまうかもしれない。
奥さんと別れて……私だけのものになって……。
そんな想いが膨らんで、抑えられなくなるかもしれない。
そんなの嫌………彼を苦しめたくない………。
彼を好きになればなるほど、私は自分を嫌いになっていく ──。
ホームから夜空を見上げる。
そこには昨日見たような、星たちは見えなかった ──。
この時はまだ、高遠さんとの別れがすぐそこまで近づいていることに私は気付いていなかった。
彼が結婚していることを承知で付き合い始めた。
彼と離れるのがこんなにも辛くて寂しいなんて……。
ふたりで朝を迎えて、お日様の下を手を繋いで歩いたじゃない。充分でしょ?
それなのに、もっと一緒にいたいって………どんどん欲張りになっていく。
いつか ──
この気持ちは心の中だけに留めることが出来なくなってしまうかもしれない。
奥さんと別れて……私だけのものになって……。
そんな想いが膨らんで、抑えられなくなるかもしれない。
そんなの嫌………彼を苦しめたくない………。
彼を好きになればなるほど、私は自分を嫌いになっていく ──。
ホームから夜空を見上げる。
そこには昨日見たような、星たちは見えなかった ──。
この時はまだ、高遠さんとの別れがすぐそこまで近づいていることに私は気付いていなかった。