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永遠に続く恋を……
第5章 彼女の秘密 ─ side 結城 恒
side 結城 恒
………相変わらず周りに気を使ってるな。
今日は部署の飲み会で、会社近くの居酒屋にいた。
20人近くいる人の中で、俺はその人を見ていた。
彼女はいつもそうだ。
こういう場になると、グラスが空いてる人に声をかけて注文したり、料理を取り分けたり。
仕事も早くて丁寧で……残業だって嫌な顔ひとつせずに引き受けて。
重要な会議があると、たくさんの資料をまとめるのは彼女の仕事のひとつ。
ある日、俺のプレゼン資料も会議で使われることになって、彼女に渡した。
しばらくして「このグラフはこっちのデータを使った方が分かりやすいと思うんだけど、どうかな」とアドバイスされた。
そのアドバイスは的確で、以来、俺は彼女に渡す資料は一度目を通して貰うようになった。
………相変わらず周りに気を使ってるな。
今日は部署の飲み会で、会社近くの居酒屋にいた。
20人近くいる人の中で、俺はその人を見ていた。
彼女はいつもそうだ。
こういう場になると、グラスが空いてる人に声をかけて注文したり、料理を取り分けたり。
仕事も早くて丁寧で……残業だって嫌な顔ひとつせずに引き受けて。
重要な会議があると、たくさんの資料をまとめるのは彼女の仕事のひとつ。
ある日、俺のプレゼン資料も会議で使われることになって、彼女に渡した。
しばらくして「このグラフはこっちのデータを使った方が分かりやすいと思うんだけど、どうかな」とアドバイスされた。
そのアドバイスは的確で、以来、俺は彼女に渡す資料は一度目を通して貰うようになった。