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永遠に続く恋を……
第7章 不倫の恋のタブー
「いつもお仕事遅くまで大変でしょう?直哉さんも帰りが遅くて……」
私はチラリと彼を見た。
………何を考えてるの?
彼の表情からは何も読み取れない。
「そうだ!今から食事しようかと思ってて……良かったらご一緒にいかがですか?」
………え?!彼女のその言葉に私は狼狽えそうになるのを必死で堪えた。
「俺、やっと今日デートにこぎつけて……それで、食事も店を予約してるんです……すみません」
「そうなの。それは邪魔しちゃ悪いわよね」
彼女は彼の腕に手を添えると「それじゃあ」と微笑んだ。
「月曜日、また会社で」
高遠さんはそれだけ言うと、私たちから離れて行った。
………こんなことって………ドラマや小説じゃあるまいし………。
今、自分の身に起こったことが現実とは思えない。
でも………あの人が………
高遠さんの奥さんなんだ ──。
「美羽さん………大丈夫?」
結城くんが私の手を軽く握った。
その手がすごく温かくて………自分の手がひどく冷たくなっていたことに気がついたんだ。
私はチラリと彼を見た。
………何を考えてるの?
彼の表情からは何も読み取れない。
「そうだ!今から食事しようかと思ってて……良かったらご一緒にいかがですか?」
………え?!彼女のその言葉に私は狼狽えそうになるのを必死で堪えた。
「俺、やっと今日デートにこぎつけて……それで、食事も店を予約してるんです……すみません」
「そうなの。それは邪魔しちゃ悪いわよね」
彼女は彼の腕に手を添えると「それじゃあ」と微笑んだ。
「月曜日、また会社で」
高遠さんはそれだけ言うと、私たちから離れて行った。
………こんなことって………ドラマや小説じゃあるまいし………。
今、自分の身に起こったことが現実とは思えない。
でも………あの人が………
高遠さんの奥さんなんだ ──。
「美羽さん………大丈夫?」
結城くんが私の手を軽く握った。
その手がすごく温かくて………自分の手がひどく冷たくなっていたことに気がついたんだ。