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永遠に続く恋を……
第8章 彼の胸で
「彼の代わりでも、忘れる為でも何でもいい。俺に抱かれてみませんか?俺が………きっと美羽さんの心から高遠さんを追い出してみせるから」


………何を言ってるの?冗談………だよね?



だけど、彼の射抜くような視線から目が逸らせない。


「………私………もう一人は嫌………」

そう………呟いている私がいた ──。




結城くんの部屋はモノトーンでまとめられていて、とても綺麗で………。


そのまま私は手を引かれ、彼の寝室に入った。


ギュッと正面から抱き締められて、私は深く息を吸い込んだ。



こんな状況なのに、私はまだ高遠さんのことを思い出して………。

自分が心底嫌になった。




私の中の高遠さんを追い出して欲しい ──。

出来るなら………そうしたい。



私は結城くんの背中に手を回した。
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