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永遠に続く恋を……
第11章 彼女の為に ─ side 高遠 直哉
「昨日は買い物、今日は私の実家。疲れたでしょ?」
「そんなことないよ」
「まだ起きてる?」
「ああ、もう少ししたら寝るよ」
「そう、おやすみなさい」と菜々子は寝室に入った。
俺はリビングの窓を少しだけ開けて、煙草を吸いながら、彼女を想った。
昨日………ショッピングモールで会ったときの………その時の……美羽の顔が頭から離れない。
手放すべきだった。もっと早く ──。
彼女 ── 藤枝 美羽の教育係として接するうちに、真面目で、責任感があって……芯の強い彼女に好感を持った。
彼女も俺を仕事の先輩として慕ってくれていた。
でも………そのうち彼女からは、仕事の先輩というだけじゃなく、それ以上の好意を少なからず感じていて。
だけど、俺には長く付き合っていた恋人 ── 菜々子がいたし、結婚するつもりでもいた。
「そんなことないよ」
「まだ起きてる?」
「ああ、もう少ししたら寝るよ」
「そう、おやすみなさい」と菜々子は寝室に入った。
俺はリビングの窓を少しだけ開けて、煙草を吸いながら、彼女を想った。
昨日………ショッピングモールで会ったときの………その時の……美羽の顔が頭から離れない。
手放すべきだった。もっと早く ──。
彼女 ── 藤枝 美羽の教育係として接するうちに、真面目で、責任感があって……芯の強い彼女に好感を持った。
彼女も俺を仕事の先輩として慕ってくれていた。
でも………そのうち彼女からは、仕事の先輩というだけじゃなく、それ以上の好意を少なからず感じていて。
だけど、俺には長く付き合っていた恋人 ── 菜々子がいたし、結婚するつもりでもいた。