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永遠に続く恋を……
第14章 あやふやな心
「結城くんはさ、” 待ってる ” って言って欲しかったんだろうな。男だから分かるよ」


「そんなこと言えませんよ。恋人じゃないんですから」

私は思わず苦笑いしてしまう。



” 待ってる ” なんて、言えるはずない。



「でも好きな女には待ってて欲しいよ。そしたら、頑張れるもんなんだよな。男って単純だから」

瀬戸さんは笑った。


「今の……迷ってるって気持ちごと、結城くんにぶつけてみたら?それで、結城くんがどう受け取るかは彼自身の問題で……きっとキミの気持ちを知りたいと思ってるよ」



瀬戸さんの言葉がスーッと心に入ってくる。


こんなあやふやな気持ちでも、伝えてもいいのかなって。


そんな風に思えてくる。



「ありがとうございます」

私がお礼を言うと、

「ごめんね、お節介で」


瀬戸さんは優しく微笑んだ。
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