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愛しては、ならない
第48章 喪われた記憶と

一月以上眠っていたとは到底思えない逞しい腕が、私の裸の身体をキツく抱き締め、息苦しさを感じる程だった。
だが、彼が声だけでなく身体中をを震わせているのが分かり、私は抵抗できなくなった。
彼の指が頬に触れ、首筋に降り、やがて胸元に滑り降りる。
私は思わず瞼を強く閉じ、これから仕掛けられるであろう巧みで烈しい責めに備える。
「夢を見てたんだ……」
「ん……んっ」
彼の大きな指は、乳房をまさぐりながら突起を摘まむ。
つい先程まで幾度も絶頂を味わった筈の身体が、早くも甘く反応を始めた。

