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愛しては、ならない
第65章 BEDTIME STORIES
菊野は剛の胸をポカポカ叩き抗議する。
「さっき、絵本はまた今度って言ったくせに!」
「気が変わったんです」
「そんな……っ剛さんの意地悪!」
剛は、また泣きそうになって目に涙を一杯に溜める菊野の腕をそっと掴み、彼女に口づけた。
菊野は一瞬だけ身体を強ばらせた。
剛が唇を離し、再び口づけた時には、両腕を彼の首に回し、小さなため息をこぼす。
「……また気が変わりました……絵本よりも……菊野が欲しい」
剛は、低く涼やかにささやく。
菊野は、夢見るような心地で彼を見つめた。
「そんな事言って……また気が変わるんじゃないの……?」
「変わりません」
剛は、“永遠”という言葉を呑み込み、恋しい人と共にベッドに深く沈んだ。
ーーBEDTIME STORIESーー
☆おしまい☆
「さっき、絵本はまた今度って言ったくせに!」
「気が変わったんです」
「そんな……っ剛さんの意地悪!」
剛は、また泣きそうになって目に涙を一杯に溜める菊野の腕をそっと掴み、彼女に口づけた。
菊野は一瞬だけ身体を強ばらせた。
剛が唇を離し、再び口づけた時には、両腕を彼の首に回し、小さなため息をこぼす。
「……また気が変わりました……絵本よりも……菊野が欲しい」
剛は、低く涼やかにささやく。
菊野は、夢見るような心地で彼を見つめた。
「そんな事言って……また気が変わるんじゃないの……?」
「変わりません」
剛は、“永遠”という言葉を呑み込み、恋しい人と共にベッドに深く沈んだ。
ーーBEDTIME STORIESーー
☆おしまい☆