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愛しては、ならない
第53章 最後に、もう一度だけ②
菊野は大粒の涙を溢して俺の腕を濡らす。
「私は……私は……っ……つ……剛さんの事なんて……っ」
「――でも……身体は俺を受け入れてる」
「あっ……」
俺は手を彼女の太股に滑らせて、蕾を探した。
彼女が脚をすりあわせ、溜め息を漏らして瞼を閉じる。
「ほら……また俺に掻き回されるのを、待っている」
「ち……違……ん……っ!」
指を動かすうちに、彼女の柔く敏感な花園に辿り着いた。
「ほら……見つけた……ここだ」
「や……もう、止めて……っ」
「何度言えば分かるんですか。止めませんよ……」
「そ……んな……っ」
「ほら……もう、こんなに……」
「あ、ああ……やああっ」
指先で花弁を摘まみ、軽く弾いたり、圧を加えたりするのに彼女は身体中を震わせて反応し、止めどなく蜜を溢れさせる。