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愛しては、ならない
第25章 離したくない
「菊野さん……」
唇を胸元に落として指を太股に這わせると、泣き叫ぶ様な悲鳴が彼女の唇から漏れる。
涙を瞳から溢れさせて、俺の背中に爪を立て首を振った。
「やめて……やめっ……ああっ」
レースのショーツの窪みに軽く指を当てると、今まで聞いた事のない甘い声で彼女が啼いた。
「ここが、イイんですね……?」
俺の呼吸が荒くなる。
彼女の耳に囁きながら、窪みーー恐らく、此処は菊野の泉の入り口なのだろうーー
窪みを愛撫する指に少し力を込める。
「ーーやああっ」
「……っ」
腕の中で、菊野が甘く喘いでいるーー
その事実に俺は興奮し、同時に彼女が可愛くて、いとおしくて堪らなくなり、思わずきつく抱き締めてしまう。