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愛しては、ならない
第25章 離したくない
「そんなの……
剛さんは……っ……私の」
「ーー息子じゃありません」
俺は、指で彼女の唇を塞ぐ。
何かをいいたげな彼女の耳に、ゆっくりと囁きながら腰に指を這わす。
途端に身体を震わせて、甘いため息を漏らし、頬を赤らめて目を逸らす彼女は、今や俺の母でも、保護者でもなかった。
俺の、ただ一人の愛する女。
可愛くて、悩ましい程に美しい、俺の……
「こんなことをする息子が居ますか……?
俺は、もう、男ですよ……
貴女をこのまま、思うように貫いて、掻き回す事の出来る男です」