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愛しては、ならない
第26章 離したくない ②
「っ……!」
今、剛に晒しているそこは、布で覆われてなどいない。
灯りのついた部屋で、彼の目に、こんなに溢れてしまっているそこを見られてしまうなんて……
悟志にされる時も恥ずかしいと思ってはいたが、ここまでの物では無かった。
頬から、火が出る程だ。
彼に触れられたり、肌を見られるのは今までも恥ずかしかったが、これは、今までの比較にならない。
自分でも見た事の無い場所を、好きな人に晒すという事がどんなに抵抗があって、堪らなく恥ずかしい事なのか、私は今、初めて知った。
「見ないでっ……本当に、見ないで……」
あまりの羞恥に、私は泣きじゃくっていた。