この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛しては、ならない
第26章 離したくない ②
剛は、太股を掴むと顔を近付けて、ごくりと喉を鳴らした。
「ダメ――っ!
お願い……見ないでっ……
恥ずかしい……!」
「嫌です」
「――!」
「俺が、見たい……菊野さんの全てを」
剛は遂に顔を埋め、秘蕾を舌と唇で愛し始めた。
彼の吐息が触れて、舌が花弁の中で優しく動き、私を一気に狂乱の快感へと導く。
「や……や……あああっ……そんな……ダメ、ダメ――っ」
仰け反り、脚をばたつかせると、彼が手を強く握り締めた。
剛は、匂いたつ花園に降り立った飢えた蜜蜂の様に無心に、溢れ、滴る蕾を貪っている。
「あ……あ……ああ……あああああっ」
もう私は、何も考えられない程に感じて、目の前が白くなるのを自覚した。
剛の舌の愛撫によって、絶頂に向かっていた。