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愛しては、ならない
第28章 罪と恋を抱き締めて

剛の動きに合わせ、無意識に腰を動かしていたらしく、彼が顔を歪めながら笑う。
「……積極的なのは嬉しいですが……
そんなに、烈しくしないで下さい……
これじゃあ、長く持たないかも知れませんよ」
「いいの……剛さんの……好きな時に……達(い)って……」
私が、意識的に蕾を締めるように力を入れ下から彼を突き上げると、彼は痙攣するように震えて天井を仰ぎ、私の手を強く握り締めてより深く、烈しく突いて来た。
「――っ」
ベッドの表面が地震が起こったように上下して、二人の身体が弾む。
髪に残るシャワーの水滴が飛び散り、僅かな昭明に反射して煌めいた。

