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愛しては、ならない
第32章 企み②
彼は痛かったのか、唇を離したが、その手は私のブラウスのボタンに伸びる。
「や……止めてっ……いやあっ」
「か~わいいなあ……泣き顔……その必死な声も……
ヤられてる時には、どんな顔をするのかなあ……」
森本の唇から荒い息が吐き出されて、彼が相当興奮しているのがわかった。
ピンクの唇を見て、猛烈に嫌悪感が込み上げてくる。
――キスを、してしまった。
剛さんに、昨夜沢山愛されたこの唇を……
汚されてしまった……
「……本当に、イヤらしい身体だなあ……
幼い顔にエッチな身体って……俺むちゃくちゃタイプ……ふふ……」
彼がブラウスのボタンを外そうと、必死になっている隙に、私は再度膝を彼の急所に向かって振り上げた。