この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛しては、ならない
第35章 Love is……
剛は大きく身体を震わせ、天を仰いで低く呟く。
「――貴女を愛してる……っ」
「……わたし……も……よ……んっ……ああ!」
凄まじい快感が波のように寄せては返し、浚われないようにするので精一杯な私は、彼の顔を見る事も出来ない。
今、目を見詰めたら……見詰められたら……決心が鈍ってしまう。
瞼を閉じて、彼の声を聞いているだけでも泣いてしまいそうなのに――
「愛しているのに……俺には……何も出来ない……」
「あっ……ああ……あっ」
彼は、自分を引き抜いて私を俯せにさせ、後ろから貫いた。
「――――ああ!」
「く……っ……」
彼が私の中で急速に質量を増して圧迫され、苦しさと快感に大きく声をあげてしまった。