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第1章 時を越えて

私はそんな奨の言葉に、どうでもよくなっていた。

（私も奨と離れるのはいや。）

「うん！わかったもう何も考えない。奨の言う通りにする。」


私は無意識のうちにそんな言葉をかけていた。

そして奨は胸に埋めている私の顔を上に向かせ、顎を持ち上げ優しく唇を重ねてきた。

私は直ぐに反応していた。

何故なら奨の口づけは激しく弾力があり 私はその強烈で弾力のある口づけにいっぺんに身体から力がぬけていくのを感じ崩れそうになった。