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時を越えて
第1章 時を越えて
私と奨がついた時には、皆揃ってた。

「さあー いよいよラストシーン 皆しっかりな!」

監督は皆に葛を入れた。

「撮影アクションスタート」

監督は合図した。
ある町並みを一人響が歩いてる。

「奨お兄ちゃんと離れて何ヶ月になるかなあ……… お兄ちゃん会いたいよ……」と言いながら歩いていた。


そして、ふと反対の町並みを見てると心臓が止まりそうになった。

「えッ まさか まさかよね」

響は目を疑う。

そう今丁度見た方向に忘れもしない あの後ろ姿 私が愛してはいけない人 奨お兄ちゃんが歩いてたから。
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