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時を越えて
第1章 時を越えて
響は咄嗟に叫んだ。

「奨お兄ちゃん!」

するとお兄ちゃんもその声を聞き夢を見てるような 表情で後ろを振り返る。

そして、二人の瞳が見つめ合う。

響は嬉しさのあまり道路を渡ろうとしていた。

その時 響は見てなかった 自分に近づいてくる車を。

でも気づいたときはもう目の前に迫っていた。
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