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時を越えて
第1章 時を越えて
「いつまで寝てる。もう昼前になるぞ!」

「え~!もうそんな時間なの? 奨お兄ちゃん早いんだ」

私は 自然と 奨を、「奨お兄ちゃん」と抵抗なく呼べた。

「わかった。着替えるから奨お兄ちゃん外に出て」と言った。

私は急いで 服に着替えて 部屋を出た。

すると奨が何処かに行く支度をしていた。
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