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愛の儀式/私を調教(おと)してください
第3章 鏡の前で

「す、すごく……やらしい色……です───」
小さな声でスマートフォンに呟く。
唇が震える、脚が震える。
恥ずかしくて情けなくて身体が熱くなる。
「ずいぶん抽象的だね。それじゃあわからないよ───。美穂……花びらを指で広げてごらん───それなら何色かわかるだろ」
「うん……」、と答え花びらに手を伸ばす。
萎んだ花びらに人差し指と中指を挿す。
ヌルリとした感触が指先に伝わる。
静かに指を広げると、ピチャッと音を立て私の入口が鏡の中で咲いた。
しっとりと湿った蕾はキラキラとピンク色に輝き、その奥からはトロリと透明な雫が溢れ出ていた。
「ああっ……」
たまらず濡れた吐息を漏らす。
今の私……すごくやらしい──────
「ピ、ピンク色……です───すごく濡れてて……ああっ────」
もうだめ……私、どうかしてる─────
「やらしい女だね、自分のマンコを見て濡れちゃったのかい?答えてよ……そんなに欲しいのかい」
「うん……」と頷き、鏡の中の私を見る。
うっとりと目は垂れ下がり、唇は半開きで震えていた。
信じられない……すごくやらしい顔────
「いいよ……マンコの中に指を入れてごらん。目を逸らしたら駄目からね───。すごい声だね、美穂……指を入れただけでそんなに感じてるのかい?教えてよ……美穂のマンコ───今どうなってるんだい」
謙二の声が私の羞恥を煽る。
恥ずかしくてたまらない。
私、今……自分を見ながらオナニーしてる────
「は、入ってるの……私の中に───。動かしてもいい?ねえ……お願い─────」
お願い、お願い、と、鏡の中の私がおねだりしていた。
やらしい女ね……でも、気持ちいい─────
「いいよ、指を奥まで入れて動かしてごらん。僕にマンコの音が聞こえるように、思いっきり掻き混ぜてよ」

