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愛の儀式/私を調教(おと)してください
第5章 初めての調教

部屋の中を這いながら歩く。
まるで赤ん坊────いや、違う。
私は犬、やらしい雌犬だ。
グッと唇を噛み締める。
そうしないと、やらしい声がでちゃいそう……。
「ほら、ボヤッとしないで」
謙二の手がチェーンリードを引っ張る。
首輪を伝い身体に刺激が走ると、自分は謙二のペットなんだと思い知る。
「ああっ……」と濡れた声が漏れた。
私……嬉しいのかも─────
「美穂、今度は僕の前を歩きなさい」
言われるがまま謙二の前を這う。
あてもなく、部屋の中を這い回る。
首輪が喉を締め付ける。
苦しい……でも快感。
「もっとお尻を突き上げて───そう、やらしい格好だよ美穂」
背後から謙二の低い声。
見られてる……私の惨めな姿を謙二が見てる───
ドキドキと胸が高鳴り身体が火照る。
いやっ、見ないでお願い────
だって私……すごく濡れてる。
「散歩しただけで感じてるのかい?美穂は本当に淫乱な雌犬だね。ほら、美穂のショーツ……びっしょりと濡れて色が変わってるよ」
謙二の手がお尻を撫でる。
ビクンと身体が跳ね、吐息が漏れる。
だめっ……感じすぎてもう歩けない────
「こんなに濡らして……やらしい犬だね。お仕置きだよ」
パチンと音が響き、お尻に軽い痛みが走る。
「きゃっ……」と声をあげ唇を噛み締める。
痛いのに、悔しいのに、恥ずかしいのに────
もっと……もっと叱ってとお尻を突き上げる。
私やっぱり……やらしい雌犬なんだ。

