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愛の儀式/私を調教(おと)してください
第5章 初めての調教

「わ、私は……美穂は─────」
唇が震え言葉に詰まる。
言えない、そんなこと恥ずかしくて言えないよ。
なのに……身体が熱い─────
もう自分を抑えられない。
「美穂は犬です……やらしい雌犬です───」
身体を震わせ屈辱の言葉を口にする。
理性もプライドも、羞じらいも砕け散った。
泣きたいほど悔しいのに─────
私……感じてる。
「そうだよ。美穂は犬だ───やらしい雌犬だ」
謙二の低い声が部屋に響く。
こんな屈辱、生まれて初めて。
だめっ、もう耐えられない─────
「ああ……もっと……もっと虐めて、お願い───」
謙二の目を見つめ懇願する。
もっと感じたいの……身体が疼くの……。
だからお願い─────
クスッと謙二が笑う。
私を見下し、蔑む笑みだ。
悔しい、悔しいよ……なのに……快感。
「美穂……今から君は僕のペットだ、僕の飼い犬だよ。ペットはペットらしくしないとね」
謙二の手が私の首元に近づく。
ジャラジャラと軽い金属音が響き、首輪にチェーンリードが繋がれた。
うそっ……信じられない─────
私……本当に犬みたい────
散歩しようか、と謙二がソファーから立つ。
犬のように這い、謙二の後ろに付き従う。
人には絶対見られたくない惨めな姿────
でも、すごくドキドキする。
私……喜んでる。

