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戦国×ハロウィン
第3章 ホラーハウスSANADA
 


『第一次上田ハロウィン~プロローグ~』



 本能寺の変の後、独立した真田家は、北条家に一度臣従する。が、数ヶ月で徳川に寝返り、徳川の支援で上杉の抑えである上田城を建設していた。しかし徳川は、北条との和睦のため真田家の領地を引き渡すよう求める。これを不服とした真田昌幸は、上杉に臣従し徳川と敵対した。

「織田家が滅びた時はどうなるかと思ったが……この昌幸、とうとう上田へ夢だったお菓子の城を建てる日が来たな。信幸も岩櫃城でハロウィンパーティーの準備を頑張っている。信繁も、将来のためよく学ぶのだぞ」

「はい、父上。しかし拙者は、一つ疑問がございます。この城は、上杉に見せつけ悔しがらせるためのものだったはず。つまり上杉側を厚く作らねばならないはずです。しかし今見ると、どうも徳川の方面が厚いような気がするのです」

「ああ……実は徳川の奴、北条へ真田のお菓子を少し分けろと命じてきたのだ。自力で作ったお菓子を、交換するわけでもなくただ渡すなど、愚の極み。という事でパパ、徳川裏切っちゃおうと思って」

「ええ!? しかしお菓子の上田城は、徳川の支援で建てているのですよ? 徳川が激怒しますよ?」

「大丈夫大丈夫、そこはパパ、上杉に話付けといたから。信繁を人質にあげるから、上杉さんも徳川しばくの手伝ってって」

「ちょ、勝手に人を人質にしないでくださいよ! 大体上杉家は、この間後継者問題でグダグダしてる時に引っ掻き回してイタズラしたばかりじゃないですか。絶対恨まれてますよ」

「そこは気合いで、ガンバ!」

「ガンバって、十何年ぶりに聞いたんですけど!?」




 真田幸村、こと信繁は、上田合戦のゴタゴタから人質生活が始まった。上杉の人質とされた後、またまた寝返った昌幸により、臣従先の豊臣家へも人質として送られている。

 当然見限られた上杉は激怒するが、豊臣家に守られた真田家へは手を出せなかった。このギリギリ世渡りを渡りきった昌幸の手腕は、流石『小信玄』である。
 
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