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戦国×ハロウィン
第3章 ホラーハウスSANADA
『第一次上田ハロウィン~ホラーハウスSANADA~』
沼田の引き渡しを拒否した真田は徳川と対立。真田征伐のため、徳川家は重臣・鳥居元忠や大久保忠世、さらには信濃の地侍などを徴兵し大軍で迫る。しかし寡兵の真田はこれを撃退。徳川軍は1000を超える死傷者を出したが、対し真田は50も満たない犠牲で上田の地を守りきった。
「徳川軍よ、この昌幸が城下町ごと改造した『ホラーハウスSANADA』を見事クリア出来たなら、褒美として上田城(お菓子)をくれてやる! さぁ、バンバンかかってこい! 信幸、お前は川でお化け役だ、コッソリからのビックリは定番だからな」
「父上、私が岩櫃城に出向している間に、よくぞここまで城下をハロウィン仕様に出来ましたね……イタズラで人をおちょくる事に関しては、きっと誰にも敵わないでしょう」
「ふっ、褒めても何も出ないぞ」
「褒めてません」
「そう照れるな。お、ちょうど徳川の先陣が、初めのイタズラ『こんにゃく地獄』に差し掛かったようだな」
「ベタなイタズラですが、こんにゃくを熱々にする事で更に大きなリアクションになるのですね」
「ここを抜けても、まだトラップはたくさんだ。最終的にはホラーハウスが爆発するぞ」
「だから城下の住人を、城内へ避難させたのですか」
「ちなみに、派手だがあまり熱くないバラエティー仕様の爆発だからな!」
「ああ、徳川の兵が逃げていきますね。いかな夢のお菓子の城とはいえ、イタズラには敵いませんでしたか」
「そんな根性なしにはお仕置きイタズラだ! 川を流れる水をローションに変えて、強制ぬるぬる相撲大会だ!」
「なんだか私、徳川が可哀想になってきましたよ……」
余談だが上田城合戦の頃、信繁は上杉の元で人質になっているので戦には不参加でした。ですが史料によっては参戦したとも書かれており、真相は不明。