この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
セフレの彼は幼なじみ
第7章 絵莉花
 それから、小学校に入り、3年生の時に、例の遊園地の一件が起こったのだ。

 菜那美が恋に落ちた、あの出来事が。



 それ以来、陸翔一筋で想い続けてきた菜那美。

 バレンタインに手作りチョコを渡したり、二人っきりで出かけたり、菜那美も自分なりに色々アプローチを試みていたので、全く何もせず手をこまぬいて過ごしていたわけでは決してない。

 だが、手作りチョコのときは「他の人にも渡したけど」などと照れ隠しで言ってしまったり、「好き」と伝えることはおろか好きだという素振りすら見せなかったり、そうしたことが今から思えばまずかったようだ。

 告白して、もし拒絶されてしまうと、友達関係すら崩れて修復不能となるかもしれないということが、菜那美には怖かったのだった。



 しかし、こうして陸翔に彼女が出来てしまった現状はもっと深刻で、告白するということは、陸翔と絵里花への迷惑になってしまうため、なおのこと告白など出来なくなってしまっている。

 現状を思うと、「なぜ告白しなかったのか。もしダメでも、陸翔ならきっと友達関係をそのまま継続してくれたはず」という思いが頭をよぎり、悔やんでも悔やみきれない菜那美。

 二人で出かける機会も多く、チャンスは幾らでもあったのだ。




/454ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ