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セフレの彼は幼なじみ
第8章 四度目
「そういえば、俺たちがキスするのって、これが初めてだったっけ」
いったん唇を離して、思い出したかのように言う陸翔。
「うん。私のファーストキス」
「あ、菜那美もそうだったのか! 俺も初めてだ。なんか、ごめんな。無理やり奪ったみたいになって」
申し訳なさそうな陸翔に、菜那美は慌てて言う。
「無理やりじゃないよ、全然! その……嫌じゃないから」
さすがに「陸翔とできて嬉しい」や「好き」などということは言えない菜那美だったが、「嫌がっていない」ということを伝えたくて必死だった。
安堵したような笑みを浮かべ、陸翔が言う。
「そっか、それならちょっと安心した。じゃあ、続けるぞ」
いったん唇を離して、思い出したかのように言う陸翔。
「うん。私のファーストキス」
「あ、菜那美もそうだったのか! 俺も初めてだ。なんか、ごめんな。無理やり奪ったみたいになって」
申し訳なさそうな陸翔に、菜那美は慌てて言う。
「無理やりじゃないよ、全然! その……嫌じゃないから」
さすがに「陸翔とできて嬉しい」や「好き」などということは言えない菜那美だったが、「嫌がっていない」ということを伝えたくて必死だった。
安堵したような笑みを浮かべ、陸翔が言う。
「そっか、それならちょっと安心した。じゃあ、続けるぞ」