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セフレの彼は幼なじみ
第8章 四度目
 陸翔が少し焦燥をうかがわせる声色で言う。

「やっべ。おふくろが帰ってきた! 今日に限って、こんなに早いなんて予想外だな」

「えええっ?! じゃ、じゃあ……声聞こえちゃうから、やめないと……」

「ここまで来て、やめられるわけないだろ! すぐ済むからこのまま続けるぞ。玄関やリビングまではかなり距離があるから、よっぽどデカイ声でもなけりゃ聞こえるわけないって」

「で、でもぉ……。ああんっ……」

 菜那美は不安だったが、陸翔には譲る様子もない上に、菜那美自身の身体もここでやめられる状態ではなかった。

 二人は一刻も早いフィニッシュに向けて、一気に腰の動きを加速させる。

 結合部がこすれる淫らな音と、必死でこらえようとしているが僅かに漏れている菜那美の声が、リズミカルに続いていった。



 シンボルは縦横無尽に、菜那美の中を攪拌(かくはん)し、ときどき思いっきり子宮を突いていく。

 そのたびに、菜那美の声は一瞬、高く大きくなるのだった。



 こんなに激しい交接にも関わらず、菜那美の感じる幸福感は絶大なもので、快感に顔を歪めつつ、陸翔と一つになっている喜びを噛み締める菜那美。

 すでに一度出された陸翔の樹液が、熱い感覚を胎内に残してくれているのも、菜那美の気分を高揚させていた。

 全裸で向かい合い、シンボルと果肉をぶつけ合う二人の動きは、お互いの全力を尽くしたものになっている。

 結合部から、ぐちゃぐちゃとこすれ合う音を漏らしながら。




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