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セフレの彼は幼なじみ
第9章 陸翔の母
 玄関で陸翔が菜那美に言った。

「おふくろのこと、悪く思わないでくれよ。たまにああいうデリカシーのない言動もあるけど、悪い人じゃないからな」

「私だって、おばさんともお付き合い長いから、分かってるよ~。全然、気にしてないから」

「そっか、ならよかった」

 そう言ったあと、急に菜那美に顔を近づけてくる陸翔。

 菜那美は「もしかして、ここでキス?!」とドキッとしつつ、期待してしまう。




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