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セフレの彼は幼なじみ
第14章 帰り道、そして六度目
 顔を真っ赤にして狼狽する菜那美。

 両手で顔を覆いながら。

「ごめん! ごめんね! おしっこ出しちゃって……」

 しかし、陸翔は嫌がるどころか、むしろ喜んでいるようで、笑顔すら見せながら言う。

「気にするなって! それに、これは潮だろ。そっか、俺ので感じたんだな、菜那美。潮を吹くくらい、気持ちよかったのかぁ」

 ニコニコする陸翔の気持ちはあまり分からなかったが、とりあえず怒っている様子も見受けられないので、胸をなでおろした。

 だが、そうした弛緩も僅かな間のことで、すぐさま、すさまじいまでの陸翔の腰遣いにより、菜那美は高まっていく。

 菜那美のあえぎ声はとどまることを知らなかった。




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