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セフレの彼は幼なじみ
第16章 夏休み最初の夜
 このままだと勘ぐられてしまうかも、と思い直し、必死で真面目な様子を取り繕って言う菜那美。

「またしばらく、このままで……。いいかな?」

「おう。菜那美、気持ちよかったぞ」

 改めて言われると、ドキッとする菜那美。

 すぐさま「私も気持ちよかったよ」と返し、陸翔の背中に回す手に菜那美は力を込めた。

 相変わらず、陸翔のシンボルは、菜那美の中に挿し込まれたままだ。

 その形や硬さすら愛おしく感じ、感触を噛み締めるかのように、菜那美は下腹部に意識を集中していた。

 愛しい陸翔に貫かれている、と考えるたび、胸の鼓動は早まり、陶酔感が広がってくるのを感じる菜那美。

 菜那美にとっての至福の時間が流れていた。




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